冗談から始まった史上最強のブルースバンド

「ブルース・ブラザース」が1978年にデビューしたアルバム「Briefcase Full of Blues」についてご紹介します。

このバンド、1960年代に全米をブイブイ言わせた凄腕スタジオミュージシャンたちの終結したバンドです。彼らが集まったのは、とあるテレビ番組のために集められたのがきっかけでした。

そうです、「ブルース・ブラザース・バンド」は、テレビ向けの冗談企画だったのです。

それが、彼らの奏でる音が半端なくイカしていたため、シングルが全米ヒットチャートを駆け上がり、映画「ブルース・ブラザース」のヒットに結実します。

このアルバム、40分程度の短いライブ盤なのですが、出来が最高で、ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドの映画の主役の2人(俳優)は、パフォーマーとして十二分に力を発揮し、スティーヴ・クロッパー(g)、マット・マーフィー(g)、ドナルド・ダック・ダン(b)、スティーヴ・ジョーダン(dr)、といった当時の世界最高水準のバックミュージシャンに埋もれることなく、見事にライブを盛り上げています。

「ブルース・ブラザース・バンド」は、アメリカの1960年代の懐メロをカッコよくやるというコンセプトなので、ポップスやブルースのお洒落な曲、楽しい曲、ばかり取り上げられ、これまで、ブルースに縁のなかった方にも、十分楽しんでもらえると思います。

ブルースが暗いとか、難しいとか、そんなイメージの方もいらっしゃるかもしれませんが、ブルースはカッコいいんだぜ、バンドは最高だぜ、と断言できるゴキゲンなアルバムです。

21世紀の今だからこそ、是非聴きなおしてほしい一枚です。