Concrete And Gold/Foo Fighters

22年前、デイヴ・グロールがたった一人で始めたプロジェクトがここまでのスケールの大きいバンドになることを誰も予測しなかっただろうし、私も全く考えもしませんでした。

バンドとして9枚目のオリジナル作品となる今作ではプロデューサーに敢えて畑違いの売れっ子を起用することでイメージの刷新を意図していたようにも思えます。しかしいざ聴いてみると、今までより音の数が増えている分(フィジカルな面においても、今作よりキーボード担当の新メンバーが加入しています)、より深く聴き込むことが出来る作品になっています。

楽曲の幅の広がりも感じられますが、さすが百戦錬磨のロックバッド、いつのまにかの横綱相撲に取り込まれるかのがとく、グイグイといつもの持ち味を叩き込んできます。

ロックミュージックの不毛時代と言われる昨今ですが、この作品は世界各国でナンバーワンを獲得しています。今までこのバンドの作品を聴いたことがなかった若い人達にも興味をもってもらえるような作品になっているんじゃないかと思います。

ほとんどの音楽がそうなのかもしれませんが、やはりロックミュージックの醍醐味と言えばライブになります。このバンドのライブはライブハウスからスタジアムまで、無駄な装飾を排したステージでこれでもかと観客を煽り、歌わせます。こういったパフォーマンス力も唯一無二、と言ってしまってよいかもしれません。

前述した作品からの楽曲も、最近のライブで観客を歌わせ、踊らせることに一役買っています。一聴して気になった方には、是非ともこのバンドのライブも体験していただきたいです。