切なく幸せな、思い出の歌?「Four Seasons」

これは、安室奈美恵さんの曲の中でも、特に好きな曲です。

初めて聴いたキッカケは、従妹の付き添いで行った映画でした。

たしか、2004年頃……ずいぶん前です。

映画「犬夜叉 天下覇道の剣」の主題歌だったのです。

付き合いで行ったのですが、思いがけず面白く、ハマッてしまいました。

そして戦いあり、愛憎ありの本編が終わった後、エンドロールと共に流れた、この曲のイントロ……甘く囁くような歌声が、映画の余韻に溶け合い、なんともピッタリでした。

映画の主人公は、妖怪の血を引く兄弟です。

兄は純粋な妖怪。弟は、人間と妖怪のハーフ。

二人とも、人間より遥かに長い寿命を持っています。

そして二人のパートナーは、どちらも人間の女の子。

今は共に居られるけれど、あっという間に年をとり、彼らを残して死んでしまう……。

それは映画の中でも、間接的に描かれていました。また、彼ら兄弟と亡き父が、愛する人間の女性を救う為に走る、そういうストーリーでもありました。

そう思うと、この曲の歌詞が、とたんに「パートナー亡き後の、兄弟の心情」に思えてきてしまい……。また、そう思って聴くと、なんともピッタリなのです。

「二人の日々はもうすぐ思い出」「愛も夢も忘れ物」「いつの日でも 暖めてほしい」

という、フレーズの数々。

亡き伴侶を想う兄弟が、幸せな日々や、彼女と過ごした四季の情景を回想し、切なさの中に確かな幸せを感じる……。そんな曲に思えて、なりません。

もちろん、作詞した人の意図は分からないので、私の一人合点かもしれませんが。