LOOSE

それまでの制作チームを解散させ「B’zは2人」という原点に立ち返って製作されたアルバムで、それまでギタリストの松本孝弘さん中心で行われていたサウンドアレンジに関わることが少なかったヴォーカリストの稲葉浩志さんの意見が多く反映されたバラエティ豊かなロックアルバムです。

松本さんによるギターの荒々しいプリミティブなカッティングと稲葉さんのシャウトのみで奏でられ、正に「B’z」は二人という事を印象づけるような曲で幕を開けます。

そして、稲葉さんの学生時代の葛藤を歌った攻撃性が強い「ザ・ルーズ 」に続きますが、この曲が荒々しい感じで素晴らしく、格好良さが爆発しています。

そして、シングルカットされた「ねがい」はライブヴァージョンという新しいスタイルで収録されていて、ジャージーなピアノソロや弾きまくりのギターによるエンディングソロなどが追加されていて格好良いです。

ピアノを中心にアレンジされた美しいメロディーの「消えない虹」やイーグルス的イントロの情熱的な「キレイな愛じゃなくても」というバラードも完成度が高く素晴らし曲が多いです。

そして、このアルバムの目玉は「LOVE PHANTOM」です。

映画のサウンドトラックを意識したクラシック音楽の要素の強い壮大なイントロで幕を開け、ヴァンパイア的な切なさが反映された歌詞で、ドラマティックな展開が続き、ギターソロもメロディアスで素晴らしい完成度を誇っていると思います。

また「drive to MY WORLD」もスケールの大きな世界感のサウンドで、なんといっても弾きまくりのギターソロが最高です。