「発光!深夜族」が遊び疲れた朝の気だるさに心地よい

最近はもう昔のように朝まで遊び歩くことはほとんど無くなったものの、朝まで遊んでしまっている時に、頭の片隅でずっと流れている曲があります。
それがクレイジーケンバンドの「発光!深夜族」という曲です。
この曲は4つのコードを延々と繰り返すという極めてシンプルなものなのですが、それゆえに曲のリズムにはまり込んでしまう魅力があり、ずっと聴く続けたくなってしまう引力を持っています。
この曲に歌詞は、横山剣さんが、夜に遊ぶナイトピープル(深夜族)を、魚に例えて描かれており、その情景が浮かんでくるような描写がメロディと軽快なリズムに乗って流れてゆきます。
夜に呑んで、さらにタクシーで次の場所へ向かっちゃおう!そんな時に都会の夜を滑り出すタクシーの中では、仲間達とのたわいないおしゃべりが続き、次の場所では友人が酔いつぶれてしまってさぁ大変!隣では他の友人が知らない男性に口説かれている・・・なんてこうやって書き出して見るとしょうもない、いつもどこかの街で繰り広げられている夜遊びの情景に意味を持たせてくれるような曲です。
そして、朝二日酔いの予感を抱えながら家路につき、まさにその姿は「干からびた半魚人」状態でした。
最後に繰り返される「愛してくれ こんな俺だけど何かがちょっと壊れているだけさ」という歌詞が、夜遊びでもしないと当時若さゆえに抱えていた抑えきれなかったやりどころの無い寂しさを容認してくれるような気持ちにさせてくれました。
今でも時々あの頃を懐かしみながら聴いている曲です。